十人組と書いてとなりぐみと読みます。今回初めてご利用いただいた十人組様は大阪で認知症の高齢者の方のデイサービス、ヘルパー、ケアサポートを展開されています。施設名は「十人笑学校」だそうです。

最初のころの施設の利用者数は定員10人で、そこから十人組という法人名にされたそうです。そして笑学校というのは、認知症になっても自分らしくある高齢者の方々が笑顔で通ってほしいという願いからつけられた名前ということです。

認知症。最近は認知症のドライバーが事故を起こしたりする報道が多くてイメージはかなり悪いものとなっているような気がします。老害なんていう言い方をする人もいます。認知症になり進行していくメカニズムは詳しくは私自身知らないのですが、ひとつ言えるのは認知症は本人の自覚がなく発症し、進行していくという点です。自覚がないので、我々から見ておかしな行動、言動でも本人にはおかしなことでもなんでもありません。だから事故を起こしてしまったり、迷惑をかけることをしてしまって周りが怒っても本人に自覚がないので効果はありません。

防ぐ方法も周りが気をつかうことしかありません。でも問題なのは認知症になっても自我が消えてしまっているわけではないので、その人達からすると周りの人の気づかいが虐待と感じる可能性があることです。

十人笑学校さんは認知症になった方々でも笑顔で毎日をすごせるようにサポートされています。代表のIさんは自身が感じたことを実践し日々認知症の方々のサポートに励んでいらっしゃいます。

十人笑学校さんの活動の輪がもっともっと広がっていけば、今の高齢者さんの認知症問題も変わっていくのではと思った出会いでした。

今回はありがとうございましたm(_ _)m