車いすのシートベルト
2025年01月08日 コラム
現在の福祉車両の主流と言ってもいい車いす仕様車。
スロープで乗車するタイプ、床ごとリフトでせり出してくるタイプに分けられますが両タイプとも乗車してからシートベルトを装着できるようになっています。
しかし、道交法では車いすは座席として認められていないため装着の義務、未装着に対しての罰則はありません。
そのため未装着の方もいらっしゃるようです。
また、装着しても車いすの構造上うまく機能していないままの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
高齢のため前かがみの姿勢のため肩にかかるベルトを装着していない、車いすのひじ掛けの上から装着してしまい腰骨の位置に装着できず隙間ができてしまっているということがあるようです。
これらの状態で走行すると、ブレーキを踏んだ時に車いすからずり落ちることになります。実際にずり落ちて死亡ということが報告されています。
座席と違って装着が難しい車いす用のシートベルトですが時間をかけてでも正しい方法でしっかり装着してくださいね。
※もちろん車いす自体の固定もしっかりとおこなってください。
とは言うものの現実問題、車いすや車いす用シートベルト自体にも改善すべき部分もあるのも事実です。
介助する人は安全確保に苦労することもあると思いますが現状でできる限りのことをしていきましょう。
※車いすのシートベルトの装着方法がよくわからない方は取扱説明書で確認していただくか、光山自動車のような福祉車両専門店、またはディーラーで相談してください。
あと最後にブレーキには注意して運転してくださいね。ブレーキ時、運転している人は踏ん張れますが他のシートや特に車いすに座る人は踏ん張れないことを覚えておいてくださいね。
安全確保をしっかりおこなって楽しい外出を。