車いす用クッション
2024年06月25日 コラム
けがをしてしまったり、病気になってしまった人の外出をアシストする福祉車両。
操作方法もだんだんと改良され使いやすくなってきています。
特にスロープタイプの福祉車両は車いすに座ったまま乗車できるので人気です。
「病院への通院が便利になった」、「いっしょに買いもに行ける」といった声以外に「旅行にも行ける」なんていう声も
いただくことがあります。
行動範囲が広がって毎日が楽しくなるのはいいことです♪
しかし、残念ながらいいことばかりではありません。
車いすでの移動は長くなればなるほど疲れます。
これは車いすの座り心地に問題があります。ほとんどの車いすにはクッションがついていません。リクライニング機能も
ほとんどの車いすにはついていないので長い時間座っているとけっこうキツイです。
クッションがないと体圧分散があまりできないので体にもよくありません。
ですので車いすに座る人とお出かけをするなら車いすにクッションをつけてあげましょう。
長くなりましたが今回は車いすにつけるクッションのお話です。
クッションと一言でいっても材質によってその人に合う、合わないということがあるので気をつけましょう。
・ウレタンタイプ
種類が多く、軽くて価格も安価なものが多く人気も高いですが、体圧分散性が少し劣るため自分で姿勢を変えれる
人向きです。
・ジェルタイプ(ゲルタイプ)
ジェルタイプは体圧分散性に優れているので座り直しができない人にもおススメです。長時間の使用にも向いています。
重いのと通気性が少し悪いので体温で熱くなる傾向があります。
大きく分けるとこの2タイプですが、最近は両方の良いところ取り入れたタイプも出ているようです。
価格は安価なもので2,000円のものから、体重に合わせて空気圧を自動で調整する5~60,000円というものもあります。
価格が高ければ機能も優れていますが、それが合っているかどうかは使ってみないとわかりにくいのでレンタルを
検討してみるのもいいかもしれません。すべてのものをレンタルできるわけではありませんが試してみることでどんな
タイプが合っているかわかるかもしれません。
※介護保険を使ってレンタルも可能と思いますので、役所の福祉課やケアマネージャーに相談してみてください。
体に合ったクッションでドライブが楽しくなるといいですね♪