ハイエース コミューター スイングアームリフト修理
今回はハイエースコミューターのリフトが動かなくなり、修理させていただきました。
※ハイエースコミューター:普通のハイエースより幅、長さともにワイドなタイプです。
リフトが最後まで収納されず、引き出すこともできない状態でお客さんからのSOS!
結果を先に書くと、リフトのモーターが瀕死の状態だったので交換。
無事解決。
簡単に言えばこれで終わりなんですが、今回のハイエースコミューター、10年経過の車ですが、走行距離はまだ6800キロ。
壊れるにはまだ早いと言える車です。
さらにリフトの耐荷重は250kg!
モーターに負荷がかかるとは考えにくい状況でした。
それではなぜ?
今回のモーター故障はいくつかの条件が重なったため起こった故障でした。
まずこの車は車いすが4台乗車できるタイプで、常に4台乗車で使用されていました。
そして4台の車いすは全て電動の大型タイプ。バッテリーだけでなく、様々な医療器具も搭載された大型の電動車いすで重量もかなりのものでした。
1台ごとの重量等は乗車の条件に当てはまっていたのですが、ほぼ通常の車いすを想定して作られているリフトのモーターが、絶えず制限ギリギリの重量で、なおかつ毎回という頻度に耐え切れなかったようです。※実は今年の初めに、車いすを電動で固定するワイヤーが切れてしまうということがこの車で起こっており、大きな負荷がリフトのモーターにもかかってしまっていたと考えられます。
修理作業はリフトをアームから降ろし、モーターの交換、油圧のオイルの点検もさせていただきました。
弊社の誇る、「元ト〇タディーラーの凄腕ベテランスーパー工場長」、「接客から修理、仕上げ、全てがエキスパートのスーパー店長」の2トップによる修理作業です!↓
これが交換となったモーターです↓
使用環境によっては同条件でもまだまだ順調に作動するモーターもあるかと思いますが、機械モノですので様々な条件が運悪く重なると不具合を起こしてしまうことはあります。
同様に割と厳しめの条件で福祉車両を使っている人はたとえ作動する条件内でもマメに点検する方がいいですね。
もし、心配な場合はご遠慮なくご相談くださいね!