福祉車両 ラクティス 車検・点検
いつも当社から福祉車両をご購入いただいているデイサービスさんのラクティスが来月が車検日ということで、お預かりしました。
ご存知の方も多いと思いますが、車検は期限日の一カ月前から受けることができます。
一カ月先なので焦る必要もないのですが、予約が重なったりすると当社のピットレーンがうまってしまい、完了、お渡しが数日かかってしまったり、お預かりしている間にお貸しする代車が全て貸し出し中、なんて可能性があります。
ですので、毎日車を使う方はお早目にご相談いただけると助かります。
今回のデイサービスさんも毎日ラクティスを送迎に使用されるので、早めにお預かりしました。
当社では車検でチェックされる項目だけでなく、福祉装置の状態もチェックします。※画像はありませんが(^^;
福祉装置は壊れていても車検は通ります。
車検は車が安全に走行できる要件を満たしているかどうかというところをチェックしますので、継続検査の場合は福祉装置が壊れていてもチェックされません。
例えば、電動ウインチが動かない、リフトアップシートが出てこない、なんてことになっても車が問題なく走行できればOKとされてしまうんです。
※スロープが収納できない、リヤリフトが戻せない、リフトアップシートが戻らない等はそもそも普通に動かすことができないので、車検というよりすぐに修理しないといけません。
しかし、福祉装置は車検に関係ないからといって壊れている状態のまま、放置して使い続けると大変なことになる可能性があります。
機械モノはほとんどの場合、症状が出てから不具合に気づきます。
福祉装置の故障は使用する人の命にもつながる可能性があるので、本来は定期的にチェックするのが理想です。
時間的な余裕がなく、難しい方もいらっしゃるかもしれませんが、もし、福祉装置を普段使っていて挙動がおかしければすぐに知識のあるショップやディーラーにご相談ください。
※当社はもちろん専門店ですから、整備士は福祉装置の構造の研修を受けています。
不自然な挙動もなく、問題なく使用できていても車検時には必ず点検を受けるようにしてくださいね。
今回のデイサービスさんは、福祉装置をはじめ、何かあるとすぐにご相談いただいているので、大きな不具合もなく点検は完了しました。
「備えあれば患いなし」
車はまさにこの一言につきるので、みなさん、早めにご相談くださいね!