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車が水に浸かったら

21号に続いて多大な被害をもたらした台風24号。
被害にあわれた方、心よりお見舞い申し上げます。

台風のニュース映像に必ずと言っていいほど見られるのが、すさまじい水しぶきを上げて走る車や、水没している車の映像です。
あれってかなりヤバいんですよ。
まず、冠水した道を走るとどうなるか?
今の車は少しの水の侵入には耐えられるそうですが、床を超える水位の場合はアウトです。
例えば、30cm冠水した道路を時速10kmで走った場合。
この場合、車の勢いで水位はバンパーあたりまで上がります。
これが時速30kmだとヘッドライトの上まで水位が上がります。
ヘッドライトの上ということは、走ればその水をモロにエアクリーナーからエンジンに吸い込むことになります。
エンジンに水が入ると圧力がかかりエンジンが壊れます。
さらに速度が上がると車が浮いた状態になり制御不能になります。
リフトアップした4WDなら移動も可能な場合もありますが、冠水した道路は溝や段差が目視できません。
よほどのことがないかぎり道路が冠水したら車の運転はしないでくださいね。

次に車が水没してしまったら、ですが、基本的には廃車→買い替えとなると思ってください。
完全に水に浸かってしまうと、ほとんどの電子部品は壊れます。
防水機能のないスマホが水没したらアウトですよね?
それと同じです。
完全に乾燥すればエンジンがかかる可能性もありますが、数年後には壊れます。
さらに冠水の水はきれいな水ではありません。
下水が逆流した水や泥が混じった臭い水です。
これが車内に侵入すると、ほぼ臭いは取れません。
専門のクリーニング業者に依頼しても数万円かかった上に完全に悪臭除去ができなかったなんてこともあります。
また、とりあえず動かさないといけないからといって水が引いてからエンジンをかけるのも×です。
バッテリーや電気系統の配線がショートして発火なんてこともあります。
バッテリーはエンジンをかけなくても電気は常に通電しています。
もし、冠水したのが海水の場合はさらに危険です。
海水の場合は電気をより通す性質があるので、エンジンをかけなくても冠水によってショートした配線から自然発火の危険性があります。
台風21号のときに神戸のオートオークション会場に止まっていた複数の車から火が出て大規模な火事になったのはこういう理由です。

冠水した車は買取価格は格安です。
新車で買って日が浅い車でも車種によってはゼロです。
※新車でも冠水すると保証は取り消しになります。
たとえ今は動いていても数年後に不具合が出る可能性が大、様々な箇所が腐食して今後安全面で不安な車、こういう理由で買取価格は格安になってしまうんです。

冠水した道路を走ったり、冠水した車を乗ることは命の危険にも関係してきます。
大事な車が不運な出来事で価値がなくなってしまうのは納得できませんが、安全第一を考えてください。
実際に被害にあってしまった方はやはり納得できないかもしれません。
愛車がどんな状態になっても、それをどうするかは個人の自由です。
なので、これは私個人の意見です。

被害にあってしまった方のカーライフが次はすばらしいものとなりますように。
そして今後、多くの方が被害にあいませんように。

光山自動車株式会社
池宗 孝

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