冬への備え
2023年10月30日 コラム
今年も11月になり2023年もあと2ヶ月です。日中はまだ日差しが暖かい日が多いですが、朝晩は冷え込んでもう冬と言ってもいいかもしれません。
車の保管、運転にも冬は特に注意が必要です。今回はそんな冬の対策の注意をお話しします。
1.タイヤ対策
・スタッドレスタイヤ
冬用の準備と言えばスタッドレスタイヤです。早い人は11月には装着しています。サイズによってはすぐに手に入らなかったり、年内には品切れになることもあります。積雪時には夏タイヤと違ってしっかり食い込んでグリップするので冬の定番です。
そんな定番のアイテム、スタッドレスタイヤ。毎年装着を悩む人は多いかと思います。毎年雪が降る地域なら悩むことはないですが、そうでない地域の場合は判断が難しいところですが、降って積もったらアウトです。夏タイヤなので雪の中買いに行けない、行けたとしても前述のように在庫が無かったなんてこともあります。
なので、沖縄のような雪が降ることがない地域以外や、ここ数年降ってないけど心配という人は装着しましょう。降ってからでは遅いです。※心配でなくても装着をすすめます。
ただ、降雪時に強いスタッドレスタイヤもチェーン規制時はXです。
あと、春先(3月~)には必ず夏タイヤに戻すことを忘れないでください。※夏タイヤで使用されているゴムではなく柔らかいゴムなので夏の熱い路面では危険です。
・タイヤソックス
オートソックとも言われる布製タイヤチェーンです。手軽に脱着ができてコンパクトに保存ができます。効果もスタッドレスに匹敵するとも言われ、積雪時のチェーン規制にも対応しています。価格もスタッドレスタイヤに比べると安いです。※2万円以下で購入できるようです。
しかし、布製ですので耐久性が?です。発売されたころは応急処置の使い捨てという商品でしたが、最近は継続して使用可能な商品が発売されています。とはいうものの縁石に乗り上げたり、段差を通行した場合は傷んでしまうようなので注意が必要なのと積雪路以外は外す必要があります。
・オールシーズンタイヤ
文字通り1年使えるタイヤです。雨の日は夏タイヤに近いグリップ力があり、降雪時には夏タイヤ以上のグリップ力を持っています。夏タイヤとスタッドレスタイヤの両方の特徴を持っています。じゃあオールシーズンタイヤにするのが一番かというとそうでもありません。スタッドレスタイヤと比較すると能力に差があり、凍結時はほぼ夏タイヤと変わらず無力です。なので雪国のように降雪後に凍結する地域での使用は危険です。ただ、タイヤ規制時には走行が認められています。※チェーン規制はスタッドレスタイヤ同様Xです。
1年中使えてスタッドレスタイヤほどではないですが積雪時には夏タイヤ以上のグリップ力を発揮するので、タイヤソックスとの併用が理想です。あまり雪が降らない地域ならおススメのタイヤです。
2.フロントガラス対策
・フロントガラス内側の拭き掃除
ガラスは汚れが大きいほど曇りやすくなります。埃やタバコのヤニがガラスに付着するとガラスには小さな凹凸ができ、水滴が付着しやすくなります。水滴は車内の湿気からできるので、除湿できるアイテムを車内に置いて、クリーニング効果のある曇り止めスプレーで拭き取れば予防になります。
・解氷スプレー
冷え込む朝方はフロントガラスが凍結します。凍ってしまうと解かすしかありません。ワイパーを動かしたり、お湯をかけることは厳禁です。ワイパーゴムが傷んでしまい雨天時の効果に影響が出ます。お湯をかけるのはもっと厳禁です。お湯をかけられたことによって温度差から膨張し、割れる可能性があります。さらにかけたお湯が水になりそれが凍結するなんてことがあります。
市販の解氷スプレーをかければすぐに解消されるのでおススメです。
また、凍結防止のフロントガラス専用マットをかぶせておくのも効果があります。
3.番外編
・猫ばんばん
寒い冬には猫が暖を求めてエンジンルームに入り込んでいたり、車の下にもぐりこんでいることがあります。知らずにエンジンをかけてしまわないようにボンネットやボディーを叩いて追い出してください。
今年は暖冬と言われてもいますが、何の保証もありません。急な天候の変化はいくらでもありえます。
しっかり準備して寒い冬に備えましょう。