タイヤの寿命
2022年06月07日 コラム
車には多くの消耗部品が使われており、必ず交換時期がやって来ます。
自分で消耗度合いが見れる部品もあれば、そこそこの知識が必要だったり、詳しく点検しないと消耗度合いがわからないものもあります。
素人では判別が難しい部品は主に車検時に交換するか、交換時期の予測を車屋さんが教えてくれることが多いです。
今回は自分で見れる消耗品のひとつ、タイヤについてお話しします。
タイヤは当たり前ですが走れば走るほどすり減っていきます。それでは、実際にどれくらいまで減った時が交換のタイミングなんでしょう?
一般的には夏タイヤは溝が4mm以下になったときか、溝が残っていても5年以上経過しているものは交換時期と言われています。
それ以上乗り続けると残り溝1.6mmでスリップサインというものが溝に現れます。ここまでくると道路交通法違反となり違反キップの対象になります。
スリップサインが出るとタイヤはかなり危険な状態ですので、溝が残り3~4mmくらいになったら交換しましょう。
※ダンロップ ホームページより
それでは溝が5mm以上あって、交換してから5年もたっていないタイヤだと大丈夫なんでしょうか?
実はまだ見るべきポイントがあります。
それはタイヤの側面です。
スリップサインもまだ出ていない、溝が5mm以上あるタイヤでも側面にひび割れを起こしていることがあります。
ひび割れが発生する原因は様々です。使用環境によることもあれば、駐車時等でどこかにタイヤをこすってしまったりで側面が劣化してしまいひび割れを起こします。
こうなるとバーストの危険が高まりますので早めに交換してください!
側面のひび割れはよく見ると簡単に確認できますので、残り溝の確認時に忘れずにチェックしてくださいね!
最後にスタッドレスタイヤでそのまま走り続けている人がいますが、これも危ないです。スタッドレスタイヤは夏タイヤと比べてゴムが柔らかく、雪にはこの柔らかさがメリットとなり路面に密着して滑らないようになっていますが、雨に対してはゴムが水分を多く吸収してしまい滑りやすくなるので危険です。雨という大量の水分を弾き飛ばせないんです。さらに柔らかさのせいで夏場の高温の路面温度によってゴムが変形してしまいバーストすることもあります。なので本格的な夏になる前に交換しましょう。
タイヤは命に関わる部品のひとつです。正しい使い方で安全運転を心掛けてくださいね!
他にもタイヤに関するお話はまだまだありますがそれは次の機会に。