お子さま用バギーの乗車について
2023年10月23日 コラム
福祉車両には大きく分けてスロープタイプ、リフトタイプ、昇降シートタイプといったものがあり、一番多く出回っているのがスロープタイプです。
車いすのまま乗り込めるスロープタイプは人気です。
車いすから立ち上がる必要もなく、安全に外出、移動ができるのでデイサービスのような法人のお客さんから、個人で使うお客さんまで幅広く使われています。
そんなスロープタイプですが、お子さん用のバギーに関してのご質問を受けることがあります。
一般の車いすと違って、使用するお子さんに合わせて作ってあることの多いバギーは高さが普通の車いすより高くなっていたり、フラットにできるようになっていたりと、色々工夫がなされたものが多いです。
そのため車いすには対応しているもののバギーは入らないこともあるので注意が必要です。車いす対応をうたっているタクシーもバギーはNGの場合が多いです。※介護タクシーで車種によっては大丈夫な場合もあります。
使用するお子さんによって仕様が違うことも多いので、この車種なら大丈夫ですとは言えないのですが、スロープタイプの場合、最初のご検討の段階でチェックしてほしい項目を2つあげてみます。
1.電動ウインチ・・・購入時は大丈夫でも成長して体重が増えたりすることもあるので乗降が楽な電動ウインチがおすすめです。
2.バギーの乗車位置・・・横に誰かが座れるレイアウトのものを選びましょう。ミニバンなら2列目に乗り込むタイプ、軽自動車なら1ボックスタイプは常に様子を見れるだけでなく、車内が広く後方にもスペースを確保できるのでフラットにして乗車できます。
他にも細かくチェックすべき点はありますが、まずこの2点から車種をしぼっていけばいいかなと思います。
参考)バギーをお持ちの方が良く購入される福祉車両
トヨタ ノア、ヴォクシー ウエルキャブ スロープタイプ1
スロープタイプ1は2列目に車いすが乗り込むタイプです。横に誰かが座ることによって安心してお出かけができます。2人だけのお出かけでも斜め後ろに乗り込みますので会話ができて、お子様もよろこんでくれるでしょう!サードシートを跳ね上げたままにすれば後方も広くなりリクライニングが可能です!※電動ウインチは新車時のオプション設定なので、中古車でお探しの場合は注意が必要です。
スズキ エブリィワゴン WITH 車いす移動車、日産 クリッパー リオ チェアキャブ スロープタイプ ※同じ車です
タントやスペーシアと違って、リヤシートが分割式なので1名分を残して車いすが乗り込めます。幅が広いバギーの場合は全て折りたたむ必要があるかもしれませんが、1名分を残せるならバギー+座席3で合計4人の乗車が可能です。1BOXタイプならではの広さも軽自動車とは思えない広さです!ターボエンジンなのでもたつきもなくストレスなく使用できます!
※乗車するだけなら他にも乗車可能な車種はありますが、天井がすれすれだったり、バギー後方の広さがギリギリだったりするので注意が必要です。
固定方法の問題もあるので実際に試すのが一番ですがご来店が困難な方はご遠慮なくお電話くださいね。
できるかぎりご協力させていただきます!