★福祉車両の車検★
2017年11月18日 コラム
車を購入すると2年に1回必ずやってくる車検。
みなさんはどこで受けていますか?
新聞の折り込み広告や、安い価格で車検の宣伝をしている看板を見かけますよね?
「あれって大丈夫なの?」ってよく聞かれます。
大丈夫なのかどうかだけで言うと大丈夫です。
どんなに安くても車検に合格しないと意味がないので、きちんと点検して車検の合格基準を満たすように整備をするので車検という部分で考えると問題ありません。
でも、格安車検を受けるときの注意点がいくつかあります。
まず、広告に掲載されている金額は基本料金、つまり税金や自賠責保険は別途というショップが多いです。
また、オイルを始めとする消耗部品も別途となるショップが大半です。
料金設定はショップによって違いますので、安いというだけでそのショップに駆け込む前に、基本料金を含めて大体の総額を確認した方が、「あれ?こんなにかかるの?」っていうことにならずにすみます。
あと、注意したいのは、あくまでも車検に合格するための点検・整備なので、車検を受けた後、2年間は大丈夫というのは間違いです。
車検の時点では大丈夫でも、次の車検までの間に寿命となりそうな部品をそのままにしておいたり、車検のチェックにない部品をそのままにしておくと故障の確率はグンと高くなります。
「車検を受けたばかりなのに…」なんていうのは大半がこのパターンです。
車検後も2年は乗って、次の車検も受ける予定なら、依頼するショップに必ず伝えて、整備内容を把握するようにしてくださいね。
で、ここで本題。
福祉車両の車検ですが、車検を受ける内容は一般車両とほぼ同じです。
ということは、車検前点検で福祉装置の点検は必要ないということです。
車検のときにスロープをチェックしたり、リフトの動きをチェックすることはありません。
つまり壊れていても車検は通ります。
福祉装置も長く使っていると部品が消耗していきます。
使用する頻度が高ければ高いほど他の部品と同様に交換の必要性が出てきます。
そのままにしておくと大きな事故にも繋がりますので最低でも車検の際には点検をおすすめします。
ただ、福祉装置の点検には知識が必要ですので、福祉車両をお使いの方は福祉装置の点検だけでも当社にご相談いただくか、福祉装置の知識のあるショップに点検をしてもらうようにしてくださいね。