燃費のこと
2024年05月13日 コラム
160円~170円/L以上が当たり前になってきたガソリン代。これはレギュラーガソリンの単価なのでハイオクだと170円~180円/Lオーバーです!
4年前は120~130円/Lだったんですけどね(レギュラー)。まぁこれは世界的なコロナショックからの原油価格の低下というのがあったようですが、それでも最近のガソリン代はお財布に厳しすぎますね。
少しでも他より安いガソリンスタンドには週末や祝日には道路にはみ出して順番待ちとなっている所もあります。
そこで燃費というものがより注目され、ここ最近で街中で見かけるハイブリッド車がかなり増えた気がします。
リッター20kmを超える燃費の車種もけっこう増えました。
でも、だからと言って燃費のためだけで車の買いかえなんてなかなかできないので、今乗っている車の燃費を上げようということになります。
今回はその燃費向上についてのお話です。
燃費向上には一般的には次の方法があります。
1.燃費向上グッズ
インターネットの通販やカー用品店に行くと様々なグッズが並んでいます。ガソリンやオイルの添加剤や中にはエンジンルームに貼るだけで燃費向上をうたっているものもあります。
気になるのは効果ですが、確実に燃費が向上するかと言われると難しいところです。添加剤はエンジンの保護や洗浄といったところから燃費の向上につながるといった効果を期待するもののようなので誰もが効果を実感できるものではないようです。貼るタイプも同様に確実なデータがないようで、こちらも誰もが効果を実感できるものではないようです。
2.ふんわりアクセル
最近耳にする方法ですね。ゆっくりと加速してエンジンの回転数を抑えるやり方です。アクセルの踏み込みを抑えれば確かに燃費は良くなります。しかし、交通量が多いときに周りを気にせずにこれをやると交通渋滞を引き起こす可能性があります。渋滞が起きるとそれに巻き込まれた車の燃費は下がります。自分の車の燃費だけを気にして周りに迷惑をかけるのは問題です。
あと、右折時にこのやり方を実践するとなかなか曲がれずアイドリング時間が増えてかえって燃費のダウンにつながる場合があります。この場合はほんの少しアクセルを踏み込んで安全を確認して右折する方が良いでしょう。
燃費向上に効果的なふんわりアクセルですが、周りの状況を把握して実践するようにしましょう。
3.エコタイヤ
低燃費タイヤと言われるタイヤです。走行時に路面への抵抗がノーマルタイヤより低く、そのため燃費が向上するとされています。抵抗が抑えられているので路面との摩擦も低くノーマルタイヤより長持ちです。まさに燃費向上へのベストアンサー的なアイテムですが、デメリットもあります。タイヤには等級があり、エコタイヤにもAAA~Aまでのレベルがあり、全てのエコタイヤが同等の性能というわけではありません。
あと、ハイパワー車やスポーツカーに装着すると性能が低下する可能性があります。燃費に特化したようなタイヤなのでノーマルタイヤと比べるとグリップ力が劣るためこれは仕方がないところですね。
ノーマルタイヤで一番燃費性能が良いBランクからエコタイヤのAAAランクに交換すると年間で5000円位の差がでるようです。タイヤの交換時期が来たときに検討しても良い燃費向上アイテムです。
4.アイドリングはしない
これはそのままの意味です。アイドリング中でもガソリンはどんどん消費されます。もったいないので信号待ちや渋滞中といった走行中でないかぎりエンジンは切りましょう。
※アイドリングストップ機能があれば信号待ち、渋滞中でのガソリン消費は抑えられますがいくつかのデメリットもあります。長くなるのでこれは改めてお話ししますね。
5.使わない荷物はあまり載せない
これもそのままの意味です。毎日使うものならともかく休日にしか使わないレジャーグッズ、ゴルフセットなどは車重のアップにつながり、大きくはありませんが燃費に関係してきます。ひとつひとつの重さはたかがしれていますがそれらをたくさん積みこんだままにすると影響が出る可能性もあるので注意です。
これらの燃費向上対策で実際に数字として効果があるのはエコタイヤくらいでしょうか。エコタイヤは新車納車時に標準装着されていたりするので自動車メーカーも効果を認めているのではないでしょうか。その他に関しては具体的な数値が証明されないので効果はあっても向上する度合いは微妙です。特に向上グッズは怪しいものも多く注意が必要です。
今後、ガソリン価格は当面下がることはなさそうです。車を所有している人にとっては頭が痛いですができる対策をしながら乗り切りましょう。